前回の記事( ココ )で『「 誠実 」と「 不誠実 」の一連の事象が、リアルタイムで確認しやすくなっている 』ということを書きましたが、早速起こって世間を賑わせています。
それは現在「 某県知事選挙 」にて再当選した知事が、「 公職選挙法違反 」をしたのではないかと疑惑を持たれているものです。
それによって説明責任を課せられ会見をしたのですが、あまり上手く説明できずに記者たちに責められるという構図でした。
かなり強い口調で詰められていましたが、なんか選挙前のおねだりパワハラ等で責められていたときと同じような雰囲気で、まるで「 リピート再生 」されているように錯覚に陥った感じです。
また大手メディアなども、疑惑の段階から会見後まで終始「 リピート再生 」のような報道でした。
しかし、大きく変わったこともあります。
それは、SNSでもメディア出演者でも選挙前にはほぼ居なかった、決めつけようとする人たちに異を唱える人が増えたことです。
だからといってどちらかを擁護している訳ではないので、決定的な証拠無しに白黒の断定をしているのではありません。
ですから変に誘導されずに、自分で「 見( 観 )て」判断しています。
こういうところに、以前の事象から「 誠実 」「 不誠実 」のどちらに進んだかが表れているのです。
では今回の「 誠実 」「 不誠実 」では、それぞれ何が起こっているのでしょうか?
決めつけようとする人の多くは「 感情 」を軸にするので、自分にとって都合の良い情報ばかりを集めて都合のいいように繋げます。
そのため、情報の詳しい中身まで知ろうとはしません。
逆に、誘導されずに決める人の多くは「 理論 」を軸にするので、自分にとっての都合とは関係なく「 事実 」のみを集めます。
そのため、情報の中身をしっかりと理解しようとします。
これを他に例えるなら、電化製品などの説明書をよく読まない人とよく読む人の違いです。
よく読まない人は、自分の思うように何となく使用できればそれ以上は知ろうとしません。
そのため、いつもと違った動きをすれば製品を疑い、自分の操作ミスを疑うことはあまりしない傾向があり説明書を確認することもしないので、また製品を疑います。
よく読む人は、どのような操作をするとどのようになるかを理解し使用して行くはずです。
そのため、いつもと違った動きをすればまず自分の操作ミスを疑い、再び説明書を読んで間違いがあれば修正し、間違いがなければ製品を疑うという順になります。
これを参考に照らし合わせれば、誰がどっちの軸であるかをある程度は判るでしょう。
また、どちらも軸にしない人もいます。
ではどのような軸かというと、「 直感 」または「 直観 」によるものです( 詳しくは ココ )。
この場合、何とも説明できない「 感覚 」になります。
それは「 違和感 」だったり「 腑に落ちる 」だったり、心の奥の反応との結びつきです。
ですから、「 感情 」も「 理論 」も必要とされません。
この大きな流れの中でも、最近では混乱からやや抜けつつあるようですがスピードが増しているため、「 直感 」「 直観 」も使っていかないと大変だと思います。
「 器 」がキレイなほど、「 直感 」「 直観 」の正確性の確率は高くなりますので、少しでも汚れを無くすようにしてください。
そうすれば、たとえ「 リピート再生 」しそうになったときでも、気づいて回避しやすくなりますよ。
そしていつまでも過ちを「 リピート再生 」して、「 不誠実 」の汚れを上塗りしないようにしてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿