前回の記事( ココ )で、「 モヤモヤ 」たちの真の意味に気づくことが出来たでしょうか?
音楽の力を借りると、それぞれの記憶や課題などが「 オーバラップ( 重なり合い )」しやすく、自分の「 想い 」を明確にしてくれます。
「 もし、あの時‥‥ 」というように、過去に「 後悔 」の気持ちが残っているのなら、「 今( 現在 )」に納得していない可能性が高くなります。
逆に「 あれがあったから‥‥ 」というように、過去に「 感謝 」の気持ちが湧いてくるなら、「 今( 現在 )」に納得していると思います。
起こったことは変えれませんが、「 今( 現在 )」の状況で過去の捉え方は変わるのです。
ですから、まずは「 今( 現在 )」を納得できる状況にすることが大切になります。
それで、「 今( 現在 )」に納得していない40代から50代または60代くらいは、「 ミッドライフクライシス( 中年の危機 )」を起しやすいそうです。
これは「 第二の思春期 」とも言われ、自分の人生や存在に疑問を持つ意識が強く働き、心身の不調へ繋がっていきます。
しかし、前回も書いたように時代が大きく変化する影響もあって、いつでも誰でもそれは起こりやすくなっています。
ですから、出来るだけ「 今( 現在 )」が納得できるような選択の生き方をしたほうが、不調になりにくいし不調になっても乗り越えやすくなるのです。
そのために、とても有効なもののひとつに「 感謝 」があります。
本来「 感謝 」は無理にするものではなく、自然と湧いてくるものです。
では、どうやったら「 感謝 」が自然に湧いてくると思いますか?
これが意外と単純で、関わっている人やモノなどの「 繋がり 」を想像し感じるだけです。
例えば、ある菓子パンをあなたが購入したとします。
それを逆から追いかけてみましょう。
まず、そのパンはお店に売っていないと購入は出来ませんよね。
また、商品棚に置いてあっても店員が居なければ購入は出来ません。
もしお店に仕入れても、商品棚に置かなければ選ぶことも出来ません。
そして配送する人、製造する人、材料を育てる人、開発する人、配送する車、材料を育てる場所、開発するための道具などなど。
もっと細かくすれば、パンの袋や棚なども自然に生えてくる訳でも、勝手に完成している訳ではありませんよね。
そうやって追っていくと、自分が手にするまでの「 間 」に沢山の人とモノが関わっていることが判ると思います。
普段は、この「 間 」を飛ばして忘れてしまっている人も多いですが、実際はものすごく多くが関わっているのです。
それを感じたら、手に持ったそのパンとそれに関わる人やモノなどに、「 感謝 」が湧いてこないですか?
そしてもし「 望まない現実 」だった場合だとしても、何かしらの「 感謝 」が自然に湧くようになっていれば、うまくまとまる方へ行きやすくなります。
せっかく思春期のような多感さを味わえるのですから、それを活用して細部まで「 感謝 」を繋げてみてくださいね。
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