2011年「 東日本大震災 」が起こり、「 奇跡の復活 」をすると言っていた人も多くいましたが、未だそのようにはなっていないように思います。
その後に「 熊本地震 」が2016年に起こりましたが、こちらもまだ「 復興 」を願っている状態で継続中です。
そして「 能登半島地震 」は、予想をはるかに超えるほどの「 対応 」の悪さと「 復旧 」の遅さです。
この13年間でどのように対策がなされていたのか、とても信じられないレベルのような気がします。
それに比べ「 台湾地震 」の対応の手際の良さは、お手本にしてもいいくらいのレベルでした。
復興にはまだ時間が掛かると思いますが、日本より早く復活するかもしれないですね。
それでごく最近、「 とても信じられないレベル 」というキーワードがピッタリな出来事がありました。
それは過去のブログ記事( ココ )にも書いた対談が、再び行われ衝撃的だったことです。
ただ、前回はかなり話題になり物議を醸し出していましたが、今回はそれほど騒がれませんでした。
それは前回で懲りて、見なかった人が多かったのかもしれません。
私も前回を知っている身としては、恐怖心と好奇心が入り混じっていたので、今回は対談終了後のいろいろな評価やコメントを先に見て、心の準備をしてからチャレンジすることにしました。
まず今回初めてっぽい人は、進行役の司会に対して「 ひどい 」「 残念 」などのコメントがほとんどです。
慣れている残りの大半は、お互いの支持派とアンチによるコメントなので、どちらかに偏ったもの( 勝敗、批判など )が多かったように思います。
また中立的な人も弱冠見受けられますが、双方の良くないところ( 態度、言動など )を指摘している感じです。
そしておおよその状況は把握したので、フラットな立ち位置で視聴しました。
少しだけ中身に触れておくと、まず始めから元党首はスマホで野球を見ながら対談するつもり( ? )で、相手に対して「 誠実 」な態度ではありません。
そしてお互い価値観が違うということを認識して、元社長の質問に元党首が答える形になります。
それで質問に対して答えを言うのですが、元社長が「 きちんと答えていない 」と同じ質問を何度も繰り返します。
それに嫌気がさした元党首が、「 自分の負けでいい 」と帰ろうとするのですが、司会が上手くなだめて引き止めます。
ですが結局、その後も平行線で話は嚙み合わず元党首は途中で帰ってしまいました。
その後、司会が電話をしていろいろ聞くのですが元社長に対して暴言( 容姿などの否定 )をし、電話を切ります。
その後、元社長は自分の主張をして終了です。
見終わってまず感じたことは、前回を知っているだけに司会はこの2人相手によく頑張った方だと思います。
そして、また「 子供のケンカ 」のようになってしまいました。
コメント等の評価では元社長の理解不足、元党首の逃亡という形で全体的には「 引き分け 」に感じました。
しかし、元社長は「 勝利 」ということで喜んでいました。
長くなってしまいましたが、ここから本題になりますのでご興味があればお読みください。
今回の対談に至るまでには、逮捕有罪になった元国会議員との争いからの流れも関係し尾を引いています。
ですから長期に渡ってある程度追っている人と、追ってない人との評価の差が激しくなるのは仕方ないかもしれません。
それで元社長は、自分の「 正義 」を軸に元党首に対して責めているようです。
ですから、その「 正義 」に合わないものは「 悪 」と見ていますので、相手の答えが望むものでなければ受け容れることはありません。
これは見る人によっては、芯があって「 誠実 」に見えます。
しかし実際は、自分の中で「 答え 」が決まっており、他の「 答え 」を吟味することもないので、相手の視点に立つことはありません。
いわゆる「 おごり 」や「 自惚れ 」などです。
一方、元党首は普段から「 正直 」を「 モットー 」にしているようです。
ですから、質問に対しても現状や大まかな経緯を「 正直 」に答えていますし、随時「 動画 」等で説明をしていますし普段から質問できる場も設けています。
また、政党や裁判などの戦略までも隠さず話してしまいます。
これも見る人によっては「 誠実 」に見えます。
しかし「 正直 」過ぎる故、思いやりに欠ける言動や道義的に疑うようなことも出してしまうのも事実です。
本人は法的に問題なければ善しとすることもあるので、ほぼ「 法律 」で物事を判断します。
そのため、人の「 心の痛み 」への配慮を欠落するときがあります。
いわゆる「 無頓着 」や「 軽視 」などです。
このように、どちらも「 誠実 」とは言い難い面があります。
とはいえ、「 誠実 」な面が全くない訳ではありません。
元党首が所属していた国政政党は、現在破産手続き開始が決定されています。
元社長は、最後の主張で自分の予想を覆した( 政党の破産裁判 )ことについて、自分の読み違いをしっかりと認識し相手を賞賛していました。
これには「 おごり 」を認めて言葉を発したことで、前回とは違う「 誠実 」さを感じました。
ただ対談中に自分以外を蔑む発言もあり、コメント欄でもかなりの衝撃発言と感じた人も多かったようです。
ですから、「 誠実 」な部分はあったものの割合としては低いでしょう。
もっと「 誠実 」さが増して準備や詰めが出来ていれば、もう少しよい影響を与えられたように思います。
元党首のほうは党にお金を貸してくれた人に対して、法的責任は無くても道義的責任はあるので払えるようしていくと約束しています。
また対談開始時に、「 自分から元社長 」に対してと「 元社長から自分 」に対して、価値観は違うけどお互い「 愚か 」に見えるのは同じだということ伝えています。
きちんと、自分と自分以外の両方の視点を吟味している面は「 誠実 」だと思います。
ただ対談中に相手を罵ることが度々ありましたので、コメント欄でも嫌悪感を示す人が多かったようです。
ですから「 誠実 」さが足りているとはいえないでしょう。
もう少し「 誠実 」さが増せば、暴言する前に言葉を選ぶことも出来て、理解も得やすくなると思います。
このように前回とは結果がやや違うようですが、同じことを繰り返しているように映ります。
それは、お互いまだまだ自分自身を見( 観 )直す必要がある証でしょう。
お互い不思議と関わりあってしまうのは、実は欠かせない相手なのからなのかもしれません。
そして、この対談を見て振り回されてしまう人たちも、実は同じ気づきが必要なのかもしれませんよ。
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