世の中が荒れてくると、必ず「 世紀末 」の噂が流れ「 救世主 」の話が出て来ます。
そして毎回、みなさんが思うような「 世紀末 」はやって来ず、みなさんが思うような「 救世主 」は現れませんよね。
それは結局、多くの人の欲求が造り出した「 幻想 」なのかもしれません。
なぜなら人は常に何らかの不満を持ち、常に誰かの助けを求めているからです。
もしかしたら、本当に「 世紀末 」があり「 救世主 」が現れるのかもしれませんが、それがいつなのかは現在生きている人たちの中に、ハッキリと判る人はいないと思います。
そんなものを待ってていても、期待外れのうちに一生が終わってしまうでしょう。
それに、「 世紀末 」に生き延びられる保証などありませんからね。
それで「 世紀末 」でなくても、実際にみなさんを所々助けてくれる存在はいますが、それらは完全に救ってくれる訳ではありません。
ですから、どこかの「 救世主 」を求め続けるよりも、自分で自分を救ったほうが一番の近道なのです。
本物の宗教などが全盛期だった時代は、文字の読み書きや資料も方法も限られており、十分ではなかったと思います。
しかし現代では、すべてではありませんが様々な情報を得ることが可能です。
それを元に、実践し、経験し、縁を繋げ、本物に出会い、本質に近づき、本質を得ることは決して不可能ではないのです。
つまり、多くのヒントと多くの助けを受け、自分が自分を救う「 真の救世主 」になることが可能ということです。
ただ、それなりの覚悟は必要になります。
そして現在世の中がいろいろと乱れていますが、絶望しないギリギリで揺さぶって、それに気づくように促しているのです。
なぜなら全体の大きなレベルでの自浄には、多くの人の救われた意識が必要だからです。
それがある一定レベルまで達すれば、揺さぶりは弱まって良い方へ加速して行くことでしょう。
最近、「 救世主 」についていろいろ書いているのは、このような意味もあったからです。
個人で救われる事と全体に救われる事には、密接な関係があります。
みなさんひとりひとりにも、少なからずその関係があることは、知っておいてくださいね。
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